今回のテーマは、よく相談をうける火災保険の「家財の保険金額」についてです。
家財保険の保険金額の設定は慎重に!
保険金額を多くかけたからといって、万が一の際に高額な補償を受けられるわけではないのが、家財の火災保険。
支払う保険料も、受け取る保険金も、適正な額であることが大切です。
建物と家財
そもそも、火災保険には「建物」にかける保険と、「家財」にかける保険の2種類が存在します。
保険金額の設定の仕方もそれぞれで違いがあります。
建物の場合
…新築であれば、その購入金額をもとに保険金額を設定します。
その他には、建物の平米数・㎡単価・構造の情報をもとに金額を決める方法もあります。
家財の場合
…世帯数と世帯年齢からおおよおその目安を出して設定します。
最近では世帯年収などの情報をもとに、人工知能が平均値を導き出す方法も登場しました。
その他、家財をひとつずつ計算する方法もあります。
最初に設定された金額を鵜呑みにしない!
建物・家財ともに目安や平均値を使うので、実際の購入金額からかけ離れていることが多いです。
特に家財は金額の幅が顕著に現れる場合があります。
また、最近の建物では購入当初から家具がビルドインされているケースもあり、
実際の金額は、最初に計算された保険金額より、低い可能性があります。
最初に設定された保険金額を鵜呑みにせず、本当にそれで問題がないか、
一度立ち止まり、よく考えて決められることをお勧めいたします。
心配事や、ご質問等ございましたら、遠慮せずご相談くださいね。